子どもを追い込む家庭環境とは

こんにちは、大福です。
当協会では小学生から高校生まで不登校や引きこもりになった子どもたちにカウンセリングを行っておりますが、中には原因が学校ではなく家庭環境にあると考えられるものも少なくありません。

そしてそれらの家庭には「親が偏差値の高い学校出身で社会的地位の高い仕事に就いている」という特徴が見て取れます。

あくまで傾向のお話ですが、そのような家庭では家の中が会社のようになってしまっている様子。制約の多い窮屈な環境が子どもの感情面の成長を妨げてしてしまっているという状況です。

特に受験の時期はその様子が顕著に現れます。具体的にはただでさえ受験にプレッシャーを感じている子どもを追い込む「勉強しなさい」の一言。学業や将来を念頭においた目的思考の強すぎる会話は子どもが辟易させてしまうことも少なくありません。

そのような環境で育った子どもは非の打ち所のない親と同じ道を歩むべく、自分の意思も見えないまま機械のような生き方になると同時に自尊心が大きく欠如。心が折れるのは時間の問題といった状況に陥ります。

ここまでの話を聞いて「そんな極端な家庭ある？」と疑問をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、当協会へカウンセリングの相談に来る方の多くはこのような家庭環境が大半というのが実情です。

みなさんのお子さんは日々どんな気持ちで毎日を過ごしていますか？