メンタル・サポート協会

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性格診断のセルフチェックに要注意

  • 2018年04月26日

こんにちは、大福です。
当協会では中・高・大学生など若者からよく相談を受けますが、最近その中で「これは良くないな」と思ったのが、インターネットなどで手軽に行える性格診断のセルフチェック。

人間誰しも「もっと自分のことを知りたい」という欲求はあるものですが、この手の性格診断は専門的観点からみると、かなりいい加減なものが多く、心の健康に良いものではありません。

例えば、少し元気がないときにうつ病チェックをして「うつ病」という判定が出てしまったとしましょう。実際には寝てないだけかもしれないのに、本人が真に受けて「私はうつ病なんだ」という自己診断を下してしまったら症状は悪化してしまいがちです。

インターネットの性格診断だけでなく医療機関のチェック形式診断もそうですが、心の状態は常日頃変わるものであって固定すべきものではありません。

うつっぽいのとうつ病にも大きな違いがあり、何より健康な心を取り戻すためには本人の意思が最も重要です。

変わり者が病気扱いされる時代ですが、私たちは「病気」という前にやれることがたくさんあると考え、日々カウンセリングを行っています。

もし「やる気がおきない」「嫌なことに心を奪われている」という状態なら病気か否かの診断をするのではなく、信頼できる家族もしくは専門家に心の内を話すところからはじめてみてください。